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2008年 04月 02日
何度もこのブログで書いたが、何とも異様な国土交通省、あるいは道路特会関連の外郭団体のあぶり出しに功があったのは民主党だ。考えてみればこれらのグロテスクな組織は、永いものは創立以来半世紀を超えている。その間、何のおとがめもなく存在し続け、それどころか次々とそうした組織を作り続け、何のためらいもなく天下りし続けていた事実をどう評価すれば良いのか。
たまたま国交省が槍玉に挙がったが、他の省庁も大なり小なり、このテのおかしな組織を抱えている。福田首相が各省庁に調査を命じたというが、甘いを通り越して滑稽ですらある。自発的に申告する訳がないではないか。最初に「告発」された時の冬柴国交相の対応を思い出してみればよい。リップサービスではなくて本気にやるのなら、特命担当相でもおいて、徹底的にやれば良い。租特で喪う税収くらいはたちまちお釣りが出ること確実だ。 だから民主党も尻砕けだ、というのだ。税収がなくなってどうする、世界に嗤われる、などと言わせておいて、節約すればそれくらいは出てくる、なんていう歯切れの悪い応対しかできない。前世紀の遺物のようなナントカ三原則だ、原理原則だみたいな話しか出てこない。若手の威勢の良い議員は何をしているのだろう。ガソリン値下げだと法被を着て旗を振るしか脳(変換ミスです)がないのだろうか。 それにしても、国家公務員といえば、特にエリート公務員といえば日本の代表的知性だった筈ではないか。知性と品性は全く別のものだと考えた方が良いのだろうか。それとも組織風土の中で階段を昇ろうと思ったら、道徳や倫理などよそ見をしているヒマはないのだろうか。嘆いている場合ではない。若手の与野党超党派議員や、センタク好きの面々にここはぜひ一肌脱いでもらいたいものだ。今やらなければ、永遠に闇に沈むこと請け合いだからだ。 と、肩に力が入ってしまいました。
by akirairiyama
| 2008-04-02 01:14
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