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2009年 08月 04日
電車の中吊りを見て、いかにも面白そうだと買ってみた週刊誌が羊頭狗肉もいいところで、ありきたりの内容がタイトルだけえらくセンセーショナル、なんていう経験をされた読者も多いのではないか。その逆に、驚天動地の内容はないよ、日常茶飯ばかりだよ、と予告つきながら、文字通り身辺些事を書いて読ませる、というのが日経夕刊プロムナードの古井由吉氏のエッセイだろう。これをしも筆力というのだなあ、と感嘆する他はない。
筆力といえば、出そろった各党のマニフェスト。全ての党のを読んだ訳ではないが 自民・民主に関する限り、例によって例のごとき口当たりの良い施策の羅列。およそこの機会を捉えて、普段は余り理解されていない政党のあり方を、国民に知らせてみよう、コミュニケーションをとってみよう、という意気込みはまるで感じられない。ありきたりの内容でも、調理の仕方によっては読ませることは十分可能だ、と古井氏を引っ張りだすのはさすがに牽強付会だが、工夫のないこと夥しいというべきであろう。 小選挙区制度が導入以来、中選挙区時代の後援会、組織票の威力が喪われつつある、と指摘されて久しい。ではそれに代わって無告の民といかにして紐帯を見いだすか、というのにはまだ定説がない。世はIT時代だ、とホームページやブログを立てている政治家も多いが、反応はいま一つだと聞く。のみならず選挙法もこの事態には対応しきれていないようだ。さりとて伝統的辻立ち、辻説法も不特定多数に対するアプローチとしては必ずしも、ということになって、考えあぐねてまた地元の小集会、という本家帰りに落ち着いている、というところだろう。 もちろん決め手がある筈もなく、そんなものがあればとうに誰かが見つけている。単に党に一票入れさせる、というのを超えて、政策形成に当たっていかに民意を反映させるか、というレベルで事態を把握するのが建設的だろう。単に各種集団のご用聞き、注文取りをしていたのではバラまきにならざるを得ない。それを回避しつつ、何年かに一度の投票というチャンネル以外に、夢幻でもいいから国民に「参加」している、と感じさせる手法はないものだろうか、ということだ。構想日本の加藤氏、シンクタンク2005・日本の鈴木氏等の動きは、そうした方向に向けての有力な試みであるといってよい。が、遺憾ながら政党の感度はまだまだ鈍い。
by akirairiyama
| 2009-08-04 18:14
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