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2009年 08月 17日
お盆の二日目は上野文化会館での「眠れる森の美女」公演。佐々木忠治さんが主催して、今年で12回目を迎える世界バレーフェスティバルの一環として自らの率いる東京バレー団が、オーロラ姫と王子を欧州から招聘してのプロダクションだ。この演出では第二幕で、これでもか、とばかりソリスト、二人、三人、四人の踊りを登場させ、度ごとの拍手喝采で、素人には楽しいことこの上なかった。のみならず、主役二人もさることながら、東京バレー団の日本人バレリーナたちのまさに一糸乱れぬパフォーマンスは、世界でも類を見ないといわれるだけのことはある。佐々木さんの手がけたバレー学校で、手塩にかけた俊秀たちが育ってのことだろうと思う。一年で結果を出したければ穀物を、十年なら樹を、百年なら人を育てよという。そんな大仕事を一民間人が背負っている、というのも気がかりではあるが、そうした動きが着実に実を結んでいると感じられる事象も幾つかある。最近聴衆の高齢化が顕著なクラシックのコンサートと異なり、いかにもバレリーナの卵風の若い客層(とそのご両親?)が目立つのもその一つ。東京バレー団の男性舞踊手の多さとともに、これはやはり特筆すべきことなのだろうと思われた。
博物館の神宮御物でも思ったのだが、歴史的遺物の維持補修もさることながら、遷宮に伴う御物の新規制作もまた伝統工芸の保全の為に貴重な機会を提供する筈だ。商業ベースや氏子の奉納金でまかなえる筈もないことから、税金の投入は必須だろう。伝統技術の維持というのはまだ解り易かろうが、西洋音楽、それもバレエだオペラだという話になると圧倒的な支持者を見つけるのは難しかろう。圧倒的であれなかれ、支持者のあるところにオカネ(税金である。為念)をつけるのは官僚の本分だからこれは心配には及ぶまい。ただ、そんな分野で永く努力を続けてきた民間の活動と張り合うようなまねをするのはいかがなものか。奏楽堂の運営と同じように、歌劇場だ、バレエ團だを外郭団体もどきを作って運営したがる文科官僚には、官僚が政策形成の分を超えて実施にまで踏み込んだとき、ロクなことが起っていない、という現実を直視してもらう必要があるだろう。 帰路はアメ横経由になる。炎暑の中、消費不振というのがどこの話かと思われるほどの人出だが、それでもあちこちの店主にいわせると今「二」位だという。戦後間もなく発生したいわゆるマーケットの一つだが、都内にいくつか賑わっていたマーケットがことごとくといってもよいほど斜陽の憂き目を見ているのに、なぜかここだけは昔にも増す勢いだ。ところで御徒町駅前、吉池6階の寿司屋はお徳用だ。安いのみならず、中々の美味だ。
by akirairiyama
| 2009-08-17 00:20
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