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2010年 03月 30日
相撲は神事であると述べた。その約束事の中に「国際化」のモーメントを巧みに取り入れつつある相撲協会のあり方(時に摩擦音が出るのは仕方あるまい)についても前向きな評価を加えた。これに比して、いま一つの人気スポーツのプロ野球は全く趣を異にする。
ベースボールを野球と訳したのは正岡子規だそうだが、それ以来、この球技は日本化の道をひた走った。飛田穂洲の「一球入魂」に代表される野球「道」を追求し、これが現在の高校野球における必要以上の精神主義をもたらしている、という指摘もある。(読みもしないで言及するのは気がひけるが、あの桑田選手の修士論文がこのテーマだったようだ。)その名残が、「求道者」としての面影を残す王選手やイチローにファンの人気が集まるという一面をもたらしているように思われないでもない。筆者はただひたすらに虎キチ60年という単純な阪神タイガースファンだ。大阪に住んだ事もないのになぜ、というのは長い話になるから割愛するとしても、阪神ファンと精神主義のつながりは実は深いものがある。巨人と卵焼きがお好きな向きには味わう事の出来ぬ玄妙の境地といおうか。どんな逆境にあっても、それを当然としてなにがしか良いところを見いだそうとする姿勢。どんなに良いことがあっても、必ずその中に不吉な前兆を見ようとする態度。これを日本野球道正統の精神主義といわずして何といおうか。 二桁安打で零点という試合を観ても、いやあ今日の投手陣はよく一点に抑えた、と喜ぶ。今期城島選手の加盟を見て、開幕二試合に連続して彼がサヨナラ打を決めてくれても、狂喜乱舞したりはしないのだ。同じ試合で、無死一三塁でブラゼルがくそボールを三球続けて空振り。その後で桜井があっさり三振してくれるほうに今季阪神の不吉な行く末を見る(ちなみに桜井はこの試合、逆転2ランを打っているが、それでヒーローお立ち台に立ってはしゃぐなど、苦々しいだけなのです。)。さらに42歳にして全試合全イニング出場中の鉄人金本に大関魁皇のイメージを重ね、新井選手の不調は今期も持続する事を覚悟する。なんのことはない自虐趣味に聞こえるようでは野球道の何たるかを悟るには遠いと知るべきだろう。 そんな阪神ファンから見れば、発足わづか半年の民主党政権の多少(というのはほめすぎだが)の不出来なんぞは物の数に入らない。無数の明るい兆しが存在するではないか。あの幹事長と、ぶれまくっている党首を取り替えたらどれほどすっきりすることだろう。そう思っただけで心は明るくなるではないか。 ■
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by akirairiyama
| 2010-03-30 00:14
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