カテゴリ
以前の記事
2012年 06月 2012年 05月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 03月 01日
ハンコで押したように、円が高いと株が安い。まだまだ日本経済が内需依存型ではない、という証左かもしれないし、外国人投資家が利益を確定させていると見られないでもない。それはともかく、自国通貨が強くなることをこの世の終わり、のような論調が昔から強い。これは誠に奇妙な現象であって、資源小国で必需資材の多くを輸入に依存している日本にとって、そんな悪い話ではない筈ではないか。
輸出立国、つまり輸入しようにもそのもとになるオカネは輸出で稼ぐ他はない。それが競争力を失う、だからこの世の終わりだ、というのは当たらずといえども、かなり短絡的な議論であるのは指摘するまでもあるまい。輸出する財にしたところで輸入原料を使っていることは当然なのだから、悪い話ばかりではない筈だ。もちろん付加価値部分が高くなければ日本はやってゆけないし、それが円高で目減りすれば、価格競争力にも、労働分配率にも響いてくる、という要素はある。しかし、何よりの問題は為替相場を介入可能なものと見るか、限りなく与件に近いものと考えるかという点だろう。 日本為替当局(には限らない。どの国でも、と言っても良い)の過去の介入歴は死屍累々である。ソロス氏をはじめ、それで潤った人もいたのは言をまたない。さすがにこれから介入して相場を動かそう等という愚行に走る当局者は(管理政策強化という封じ手を駆使している中国等一部の国を除けば)あるまい。ならば多いに円高をエンジョイしてはどうだろう。割安の輸入品を買いあさる、海外旅行に出かける。内需喚起で結構結果オーライにならないでもない。 われわれにとって真の敵は円高ではなくてゼロ金利だ。銀行さんに毎年何十兆円も差し上げていることが忘れられている。その挙げ句、サラ金向けの貸し付けくらいしか思いつかない無能経営者に、聞いたら驚くような高給を払っている、というのだから、世の中少しバランスに欠ける。裏で糸を引いている人ももちろん存在する。ささやかな抵抗として、いっそ銀行預金等はみんな引き出して株価指数商品でも買おうではありませんか。いや、それでもほくそ笑む人は同じか。
by akirairiyama
| 2008-03-01 01:05
|
ファン申請 |
||